入部・見学など
監督はサインを出さず、一挙手一投足をプレイヤーの判断に委ねる『ノーサイン野球』をはじめとして、自分で状況を判断する能力を養っています。
その一環として部則を撤廃しており、本質を学ぶことで、部員全員で共に成長しています。
人は影響を受けやすい生き物。「何をやるかよりも、誰といるか」で、人は作られていくと考えています。
聖愛高校野球部では、志と専門性の高い大人が集まり、部員たちを全力サポートします。
野球部専門の合宿所も完備しており、県外・県内問わず、聖愛で野球を全力でやりたいという思いに本氣で向き合います。
月に一度、人間力を学ぶ月刊誌『致知』を利用した『木鶏会』を開催して、致知出版者の方が講師となり、人としての視野を広くし視座を高めています。
専門的に人としての「あり方」を学ぶことで、キャリア教育にもつながり、指導者を志す生徒も増えます。
2018年3月。経営者対象の講演会で、講話者から衝撃の一言がありました。
「これからの時代は、1回1回監督の指示を待つような野球型人間は必要ない。」
もしかしたら自分は、指示待ち人間を育成しているのかも。
ノーサイン野球の誕生の瞬間でした。
野球というスポーツは無限の状況があります。アウトカウント3種類。ボールカウント12種類。ランナーの場面8種類。これだけでも状況は288種類。さらに、表か裏か。相手チームの状況。自チームの状況。土の状況。風の状況。太陽の位置。まだまだあげたらきりがない・・・。まさに状況は無限大。
その無限の状況の中で、チームの勝利のために、今何をすべきかを自分で判断する。
決して、自由に野球をしているわけではありません。ノーサインだからこそ、「試合前のミーティング」、「試合中の情報共有」、「試合後の振り返り」には、時間をかけています。
これからVUCAの時代を迎えようとしている中、特に必要とされている状況判断能力。
聖愛野球部では、ノーサイン野球でその資質を開発します。
監督原田 一範
聖愛高校野球部は2001年4月に創部されてから、2013年夏に甲子園初出場を果たし、全国ベスト16の結果を残しています。
試合中の判断の一挙手一投足を部員に委ねる『ノーサイン野球』を始めてから数年後の2021年にも、2度目の甲子園出場を果たしました。
2000年代以降、青森県出身者を中心にして構成された高校としては、甲子園出場校は極めてまれ。
そんな「りんごっ子」の部員も、県外から仲間になってくれた部員も、地元・青森県弘前市の夏をもっと熱くするために、日々切磋琢磨しています。
2001年 | 野球部創部 初戦敗退。 岩木高校に29-2で大敗。 |
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2002年 | 初戦敗退。 |
2003年 | 初勝利。3回戦敗退。 |
2004年 | 3回戦敗退。 |
2005年 | ベスト4。 |
2006年 | 初戦敗退。 |
2007年 | ベスト8。 |
2008年 | 3回戦敗退。 |
2009年 | 2回戦敗退。 |
2010年 | ベスト8。 |
2011年 | ベスト4。 |
2012年 | 準優勝。 |
2013年 | 初優勝。 甲子園大会ベスト16。 国体出場。 |
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2014年 | ベスト4。 |
2015年 | ベスト8。 |
2016年 | ベスト4。 |
2017年 | ベスト4。 |
2018年 | 準優勝。 |
2019年 | 準優勝。 |
2020年 | ベスト8(代替大会)。 |
2021年 | 優勝(2回目)。 |
2022年 | ベスト4。 |
2023年 | ベスト4。 |
TDK、バイタルネット、鷺宮製作所、NTT東日本、弘前アレッズなど
弘前大学(国)、弘前学院大、青森大、青森中央学院大、八戸学院大、八戸工業大、札幌大、札幌国際大、函館大、岩手大(国)、富士大、ノースアジア大、東北福祉大、仙台大、東日本国際大、東北公益文科大、早稲田大、明治大、國學院大、上武大、桐蔭横浜大、清和大、関西学院大、日本文理大など
公務員(小学校教諭、中学校教諭、高校教諭、青森県警、青森県消防、市役所、町役場、警視庁、東京消防庁など)、青森銀行、みちのく銀行、東奥信用金庫、青い森信用金庫、イマジン株式会社、樋川自動車、久米田板金、資生堂、博報堂、森永乳業、住友林業、議員など